農業工学は農産物を効率よく生産するための技術を研究する学問です。
大きくは農業土木と農業機械の2つの分野に分かれます。
農業土木系は農地や水資源環境の整備などが研究テーマです。
農地整備や灌漑設備の充実をはじめ、自然との共生をめざす農村社会づくりという視点からの取り組みも進められています。
農業機械系では農業生産に利用されるか機械や施設を研究します。
具体的には田植え機などの省力化機械や効率的な栽培施設の開発、さらには農業ロボットなどメカトロニクスを駆使した研究も盛んです。
高齢化が進む日本の農業にとって安全で省力化できる機械・設備の開発は農業発展のカギとなるでしょう。
大学では1年次には基礎科目を学習すると共に、各種実験を通して計測方法やデータの解析・処理方法を身につけます。
2年次以降は専攻・コースに分かれる大学が多く、農業土木系では土質改善学、地域開発学などの講義のほか、土壌調査、河川環境調査などの実習に取り組みます。
機械系では農業機械化学やロボット工学、農業機械の分解・組み立てなどの実習で専門知識を高めることになります。